自然環境

台風の目

台風というものはどれも同じではなく、勢力がそれぞれ違っています。
その勢力によって、気圧の分布や中心気圧が違っているのです。
天気図で台風を見てみますと、その等圧線は円形になっていると思います。
台風になる前の温帯低気圧の天気図というのは、前線を伴っていることもあり、非対称の等圧線になっています。

台風の円形の等圧線というのは、中心に近づくにしたがって幅が狭くなっていますので、それだけ風が強く吹いているということが予測できるのです。
気温に関して言いますと、台風の中心付近の上空というのは、水蒸気を水滴に変える熱を持っていますので、気温が高い傾向にあります。
台風が接近をするときに蒸し暑く感じるのはこのせいなのです。

台風の中心付近の空気というのは軽いので、周辺よりも気圧が低くなります。
温帯気圧であれば、中心気圧が950ヘクトパスカル以下になることはないのですが、台風であれば900ヘクトパスカル以下になるようなこともよくあります。

ここまで台風の形のことを話ししてきましたが、台風の中心と呼ばれる部分はどこだと思っていますか?
よく耳にする「台風の目」のことを、台風の中心だと思われている方が多いのですが、実はこれは間違いなのです。

正確に言いますと、台風の中心というのは、「気圧が最も低い場所」であることから、中心=目とは限らないのです。
台風の円形状の等圧線の中にあるぽっかりと空いた場所は、中心のようで中心ではなかったのです。
間違った認識をされていた方は、非常に多いのではないでしょうか。
では、この台風の目と言われるところは、どういったことが起こっているのでしょうか。

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